パーソナルジムが「タイムパフォーマンス」に優れている理由

公開日:2023/02/01 更新日:2023/10/11

パーソナルジムについて

正式名称は「パーソナルトレーニングジム」です。
一般的には、経験を積んだプロのトレーナーが、利用者の目的や目標に合わせて個別にメニューを考案し、マンツーマンでトレーニングを行うジムを指します。
トレーナーがつきっきりで指導することを前提に利用できることが、フィットネスジムなどその他のジムとの違いです。

「タイムパフォーマンス」って何?

かけた時間に対して得られる効果や満足度のことを「タイムパフォーマンス(時間対効果)」といいます。最近では、略して「タイパ」や「タムパ」といわれています。 

時代は「コスパ」主義から「タイパ」主義へ

現在の情報化社会において、特に若者は、必要な情報の取捨選択やSNSでのコミュニケーションで忙しいうえに、魅力的な場所や観たい動画などのコンテンツが多く、やりたいこと・やらなければならないことに追われています。それでも1日は24時間しかありません。そんな中で時間をいかに有効に使うか考える人が増えてきました。
また、「ライフ・ワーク・バランス」などの言葉が浸透し、人生をより良くするために、限りある資源としての「自分の時間」を、自分が価値を得られることに使いたいと思う人も多くいます。
そのため必要最低限の時間で価値を得られる「タイパ」思考が広がっています。

現在、私たちの周りでは、時間対効果へのニーズに応えたサービスが急速に増えています。例えば「ネットスーパーで買い物をする」、「サブスクリプションで新しい音楽を手に入れる」などのサービスは、わざわざ外出する必要がないため時短になります。動画を1.5倍速や2倍速で再生する若者が増えていることもタイパ意識の現れでしょう。
これまで消費をする上で重要な検討材料であった「コスパ(費用対効果)」よりも、生産性向上を意識した「タイパ(時間対効果)」を優先する人が増えているのです。

タイパ思考は結果的にコスパ思考につながる

「タイパ」を考えてトレーニングをする場合に大切なポイントが二つあります。

一つは「目的や目標に合った正しいトレーニング」を行うこと。
そしてもう一つは「目標を達成するまでやり遂げる」ことです。

この二点を強力にサポートしてくれるのがパーソナルジム です。パーソナルトレーナーが「目的や目標に合った正しいトレーニング」を教えながら「目標を達成するまでやり遂げること」ができるように付きっきりでサポートします。
結論からいうと、筋トレ初心者がこの二つのポイントを一人で順守し、やり遂げるのは至難の技です。順守できない状況でお金と時間を使った場合、挫折を繰り返しやすいため、目標達成までに余計な時間やお金を使うことになります。「タイパ」思考は「コスパ」思考にもつながっているのです。
では、なぜ一人だけだと順守が難しいのでしょうか?その理由は次章以降で説明します。

そもそも筋トレの継続は難しい

フィットネスジムの継続率

ジャーナル オブ サイエンス アンド メディスン イン スポーツ(Sperandei S, J Sci Med Sport, 2016)によると、フィットネスジムの継続率は、開始から3ヶ月後で37%、1年後にはたった4%未満まで減少するというデータが公表されています。1年間継続できるのは、100人のうちたった4人だけなのです。日本での調査結果ではないため、必ずしも日本人に当てはまるとはいえませんが、非常に低いことがわかります。

筋トレの継続は難しい?

何かを継続させるには、その行為を習慣化する必要があります。「習慣」とはその行為が本人にとって当たり前で、行動に移すための「がんばり」が必要ないことを指します。例えば朝、顔を洗うこと、帰宅したら手を洗うこと、早寝早起きなどがあげられます。
筋トレを継続させるには、それが当たり前になればいいのです。筋トレの習慣化です。
しかし、人間にとってそもそも筋トレの習慣化は難しいと言われています。なぜでしょうか?

ヒトは筋トレをするようにデザインされていない

UCLニュース記載のPhillippa Lally と共同研究者により公表された研究によると、新しい習慣を身につけるには平均 66 日かかるそうです。ただしこの期間は対象により変化するもので、簡単なものはさらに短期で習慣化し、難しいものは平均以上に日数を要します。
理学療法士の庵野拓将氏は、ハーバード大学の進化生物学者Daniell Liebermanの研究をブログで以下のように紹介しています。

「そもそも、ヒトは筋トレをするようにデザインされていない」
「筋トレが続かないのは自然であり、正常である」

ヒトは200万年前の旧石器時代から狩猟により生活してきました。農耕と牧畜が始まったのが1万年前といわれていますから、歴史的にみると、ほとんどずっと狩猟生活をしてきたことがわかります。食べるものに余裕のなかった狩猟生活では「休息」が生存の鍵でした。「休息」をしない個体は生き延びることができなかったのです。このようにヒトは200万年という長い時間をかけて生き延びるために「筋トレ」よりも「休息」を好むようデザインされたのです。ですから「筋トレが続かないのは自然であり、正常である」のです。

この研究結果や、前節のフィットネスジムの継続率の低さから、筋トレの習慣化には平均以上の日数を要すると推測できます。このことから、筋トレの継続が難しい理由は、習慣化するのに必要な日数が長く、その間モチベーションを維持し続けることが難しいためだと考えることができます。

パーソナルジムがタイムパフォーマンスに優れている3つの理由

① 目標に向かって伴走してくれるトレーナーがいる

プロのトレーナーが、あなたの目的や目標に合わせたメニューを考えてくれるのはパーソナルジムならでは。目的や目標までの最短コースをいくために必要な指導を毎回受けることができ、ゴールまで一緒に走ってもらえます。

② 正しいフォームと器具の使い方で最大限の効果を発揮しやすい

 パーソナルジムではいつもトレーナーがそばにいて、正しい器具の使い方やフォームを指導してくれます。特にフォームには、数回のレクチャーや筋トレ動画の視聴だけではなかなか気づけない課題が必ずあります。それをチェックしてもらい修正することで、筋トレの効果を最大限に得ることができます。

③ 「損失回避心理」や「納得」が継続力を生み出す

  1. 「せっかく高いお金を払っているのだから続けないと」という損失回避心理が働く
  2. トレーニングが目的にどのように直結しているのかを理解し、納得して行うことができるためモチベーションを維持しやすい。
  3. ミルグラム効果(権威への服従原理)をあえて利用することで、トレーナーの期待に答えようとする心理が働く
  4. 通うたびに筋肉がついてくるため、「こんなにがんばって筋肉をつけたのに、ここでやめてしまうともったいない!!」という損失回避心理が働く

この4つのスパイラルにより、宅トレ(自宅でのトレーニング)やフィットネスジムでのトレーニングよりも継続力を生み出しやすくなるのです。

パーソナルジムは最短で結果を出しやすい

冒頭で、トレーニングで「タイパ」を考える場合に大切なことが二つあることをお伝えしました。

一つは「目的や目標に合った正しいトレーニング」を行うこと。そしてもう一つは「目標を達成するまでやり遂げること」です。 

理由①②は「目的に合った正しいトレーニングを行うこと」にコミットしています。また③は「目標を達成するまでやり遂げる」ことに向けて強力なサポート力を発揮します。したがって、トレーニングを行う手段としてパーソナルトレーニングは「タイパ」および「コスパ」がよいと結論づけることができます。

本気でタイパ・コスパを意識したい人こそ、パーソナルジムを検討しよう

今回は、パーソナルジムがタイムパフォーマンスに優れている理由を解説しました。目的や目標を達成したい気持ちが強く、本気で「タイパ」「コスパ」を意識したい人にこそパーソナルジムは適しています。パーソナルジムに興味を持ったら、体験レッスンに行ってみましょう。

パーソナルジムに通う目的や目標は人それぞれです。
自分に合ったジムを選ぶために「【目的別】パーソナルトレーニングのススメ」も参考になります。
体験レッスンは有料の場合や、体験用に短いメニューになっている場合もありますが、REAL WORKOUT(リアル ワークアウト)では一回のレッスン60分を丸々、無料で受けていただけます。(カウンセリング&着替えの時間含む)しつこい勧誘も一切ありませんので、当記事を読んで気になった方はぜひ試してみてくださいね。

執筆監修者
株式会社WORKOUT
代表取締役 Co-founder & CEO
1985年5月24日生まれ、東京都港区出身。
10代で吉本RandC(現 吉本ミュージック)にて業務委託のアーティスト兼クリエイターとして活動。
その後、20代前半でインターネットマーケティング会社を起業。以降、出版広告会社の代表も務め、30歳の時に東証1部上場企業へ事業譲渡。
事業譲渡後は、株式会社アカツキの新規事業開発室(LX事業部)にジョインし、エンターテイメントxテックを中心とした新規事業、各IPの立ち上げに携わる。
2018年に同社創業、代表取締役に就任。
創業から僅か5年でパーソナルジム「REAL WORKOUT」を国内外に100店舗展開している。
執筆トレーナー

トレーナー歴10年。美しい姿勢をつくりながらボディラインを改善していくことが得意です。セッションを受けていただくことで、スタイルが良くなるだけでなく肩こりや腰痛など身体の不調も同時に改善されていきます。バレーボール・バスケットボールなどアスリートのトレーナー経験も活かし、スポーツのパフォーマンスアップが目的の方も対応いたします。

■資格■
NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)
NSCA−CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)

瀧本銀次朗のインタビュー記事→