「これまで何度も筋トレにチャレンジしてきたけど、いつも長く続かず途中で挫折してしまう。。。」
そんな経験のある方も多いのではないでしょうか?
本記事では、ジムの継続率や筋トレの継続(習慣化)が難しい理由などについて解説しています。後半には「筋トレを継続させるためのコツ」もご紹介!ぜひ最後までご覧ください。
筋トレで成果を出すためには「継続」が最も大事と言っても過言ではありません。
しかし、この「継続」が大きなハードルになっている人が多いのも事実です。
今までの経験で、「続けられたこと」や「今でも続いていること」は何でしょうか?
アルバイトや仕事や趣味などいくつかあると思いますが、共通点はそれをやることでのメリットや必要性があるのではないでしょうか。
逆に言うと、メリットや必要性がないことを続けるのは困難です。まずは、なぜ筋トレが続かないのかを解説します。
アメリカの学術誌、ジャーナル オブ サイエンス アンド メディスン イン スポーツ(Sperandei S, J Sci Med Sport, 2016)によると、フィットネスジムの継続率は、開始から3ヶ月後で37%、1年後にはたった4%未満まで減少するというデータが公表されています。
これは、フィットネスジムに100人入会しても、1年後に継続できているのはたった4人だけという計算になります。
日本での調査結果ではないため、必ずしも日本人に当てはまるとはいえませんが、非常に低いことがわかります。退会する要因は年齢や性別によって様々ですが、最も高い要因は「心理的阻害」となってます。つまり「運動はキツくてつまらないもの」と考える人ほど継続率が下がるということです。
逆に、運動することでの爽快感や楽しさなどのメリットを感じられる人ほど継続できているようです。
筋トレや勉強や早寝早起きなど、何かを継続させるにはその行為を「習慣化」する必要があります。
習慣化とは、ある行動を繰り返し行うことによって、その行動が当たり前のように身につき定期的に自然な形で行えるようになることです。行動に移すまでの「がんばり」が必要ない状態で、例えば「朝起きたら顔を洗って歯磨きをする」など、無意識に行っているようなことは習慣化されています。
習慣化できるまでの期間は、定着させたい習慣によって異なります。
例えば、「お風呂上がりにビールを飲む」など快楽を得やすい行為は比較的簡単に習慣化できますが、筋トレのような苦痛が伴う行為は2ヶ月ほどの期間が必要とされています。
また、どのくらいの頻度で続けると習慣化しやすいかという違いもあります。頻度が高いほど習慣化しやすく、頻度が低くなると挫折しやすくなる傾向があるようです。
具体的には、週に4回以上行うか、週に3回以下かで習慣化の差が出てきます。つまり、「週4回を2ヶ月」続けることで習慣化できる可能性は高くなるでしょう。
「他のことは習慣化できるけど、どうしても筋トレだけは続かない」という人もいるのではないでしょうか。
実は、ハーバード大学の研究で「人間は筋トレをするようにデザインされていない」という報告があります。「続かないことが自然である」ということです。
この報告を要約すると、
ということです。
ここまで書いたように、筋トレは何となくや嫌々で始めると継続できない可能性が高くなってしまいます。挫折しないためには「マインドセット」が重要です。
マインドセットとは、物事に対する見方や思い込み、考え方の癖、価値観などのパターンを指します。マインドセットは、その人が物事をどう考え、行動するかに大きな影響を与えます。
マインドセットには「固定マインドセット」と「成長マインドセット」があります。
固定マインドセットは、物事に対して固定的な見方を持ってしまうことです。例えば、「筋トレはキツい、苦手だ、私には継続できない」と自分自身でブレーキをかけてしまうと実際に継続できなくなります。
一方、成長マインドセットは、心理的なブレーキを外し困難なことでも「やればできる」という考え方です。
同じトレーニングでも、成長マインドセットの状態でやった方が効果がより高まるという研究報告もあります。
筋トレを始めるときや続けていくときには「成長マインドセット」で取り組んでいきましょう。
ここからは、筋トレが続かない人に見られる特徴と、継続させるためのコツを解説します。まずは、継続できない人の3つの共通点を挙げてみます。
1つ目は「目標が明確になっていない人」です。
筋トレは目標のための手段なので、目標がないと筋トレをやる理由がなくなってしまい、モチベーションが下がっていきます。また、目標があってもあいまいなものだと筋トレが続かなくなってしまうこともあります。
忙しい毎日のなかでも時間を作って筋トレをやる人が多いと思いますが、目標がないと筋トレの優先順位が下がり、「今日はやめておこうかな」というように後回しにしてしまいがちになります。
2つ目は、「筋トレ効果を実感できていない人」です。
最初は頑張って続けていても、体が変わっていることが実感できないとモチベーションが下がり継続できなくなってしまいます。
筋トレ効果を実感できない理由は、筋トレのやり方が間違っていたり、効いている感覚が無いなど、トレーニングの質が低い可能性が高いです。
間違ったフォームで続けると怪我のリスクが高まります。また、食事管理に問題があることも考えられます。
3つ目は「筋トレを継続しやすい環境になっていない人」です。
環境には内部環境と外部環境があります。内部環境は、前述のメンタルセットや目標設定で、外部環境は、筋トレを行う場所や時間や周りの人です。
これら両方の環境が整っていないと継続が困難になります。
ジムが遠いなどの場所の問題や、忙しすぎて時間が確保できないなど時間の問題、さらに筋トレを阻害するような人が近くにいる場合はモチベーション低下の要因になるでしょう。
続いては、筋トレを継続させるためのコツを3つご紹介します。
筋トレはすぐには効果が出にくいですが、継続すれば必ず効果が出てきます。根性論で頑張るのではなく、継続のコツをつかんでいけば難しくありません。
1つ目は、「目標は小さくする」です。
大きな目標を掲げても良いのですが、達成できるまでの道筋が長すぎると見失ってしまうこともあります。大きな目標を達成するために、できるだけ目標を細分化するように設定しましょう。
時間軸でも、長期的なものと短期的なものを分けて設定しておくことをおすすめします。例えば「3ヶ月で5kgのダイエット」という目標の場合、5kgと聞くと大変そうですが一日あたりにすると、5,000g÷90日=56g減っていけば達成できます。
56gだと卵1個程度の重さです。このくらいなら続けられそうな気がしませんか?ほんの少し頑張れば達成できるくらいまで目標を小さくして、コツコツと目標達成を積み重ねることでモチベーションも継続しやすく、気がついたら大きな目標も達成できていた、という状態になるでしょう。
2つ目は「継続できる環境を整える」ことです。
大切なのは筋トレをする場所と時間です。
筆者はトレーニング歴10年ほどになりますが、始めた当初に自宅から最も近いジムに通っていたことが習慣化できた要因のひとつだと感じています。「ジムに行く」という行為に対する、心理的・物理的ハードルを下げることが大切です。
リアルワークアウトのように複数店舗があり、自宅はもちろん、学校や職場からでも通いやすい場所にあるジムだと継続する環境をつくりやすいです。
時間については、毎日のルーティンに組み込むことをおすすめします。「できたらやる」では優先順位が下がっていってしまうおそれがあります。
1日に5分でも良いので、筋トレをやるタイミングを決めて一週間続けてみましょう。
3つ目は「楽しめる環境を整える」ことです。
前回の筋トレより1kgでも重く1回でも多くできるようにするなど、小さな目標を達成していくことで喜びや楽しさに結びつくこともあります。
好きな音楽を聴きながらやるとか、トレーニングウェアを揃えるとか、誰かと一緒に行うとかで気分を上げていく方法もあります。また、筋トレする場所を変えたり、筋トレの種目やメニューなどの内容を変えるなどの変化を加えてあげることで楽しみながら続けられるでしょう。
今回は筋トレの継続や習慣化についてでした。
最後に内容をまとめておきます。
筋トレをしっかり継続させたいならパーソナルジムに通うことをおすすめします。パーソナルジムは、トレーナーが筋トレや栄養の指導はもちろん、カウンセリングをしてからの目標設定やモチベーション維持まで気を配っている為、継続できる要素がカバーできてます。
REAL WORKOUT(リアル ワークアウト)では一回のレッスン60分を丸々、無料で受けていただける無料体験を実施しています。(カウンセリング&着替えの時間含む)
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気になる方は是非お試しください。
今回は以上です。