パーソナルトレーニングジムの選び方【失敗例も解説】

公開日:2022/12/07 更新日:2023/10/11

「パーソナルジム」で検索すると、特徴や費用など様々なジムがあります。

  • どういう視点でジムを選べばいいの?
  • 通い続けられるか不安…
  • 金額が安くないから失敗したくない!

本記事ではこのような悩みが解消されるよう、「パーソナルジムの選び方」について書いていきます。適切な選び方を理解しておかないと、せっかくパーソナルジムに通っても成果が出ない可能性もあります。ぜひ最後までご覧ください。

パーソナルジムを選ぶ前にすべきこと

パーソナルジムを選ぶ時、「広告で見た」や「知人に勧められた」など、なんとなくの感覚でジムを見つけることはおすすめできません。トレーニングをする目的やライフスタイルによって、適しているパーソナルジムは変わってきます。主体的に考え、慎重に選ぶことを心がけましょう。
まずは、ジム選び以前にやるべきことを解説します。

パーソナルジムに通う目的・目標を明確にする

まず、パーソナルジムを探す前にすべきことがあります。

それは、何のため(ダイエット、健康増進、ボディメイク等)に通うのかという目的や、こんな体になりたいという目標をはっきりさせておくことです。

例えば、人間ドッグの結果が良くなかったから運動を始めてみようとか、在宅勤務が増えて太ったのでダイエットしようとか、ハリウッド俳優のような格好いいボディになりたいとか。目的や目標を定めたら、すぐに目につくような手帳やスマホなどにメモしておくことをおすすめします。
理想の体型の写真をスマホの待ち受け画面にするのも効果的かもしれません。目的を明確にしておくことで、自分に合いそうなパーソナルジムを探しやすくなります。

また、体験レッスンをした際に、目標を達成できそうか具体的に確認することができます。逆に、目的や目標が定まっていないと、何を基準に選べばいいかわからずいつまでもジムを決められない可能性があります。
パーソナルジムに通い始めたとしても、パーソナルトレーナーが方針を決めにくいため、うまく結果を出せないかもしれません。目標・目的を明確にすることは、トレーニング初心者がすべきことの第一歩です。

いつまでに達成したいのか?かけられる費用は?

目的や目標が定まったら、いつまでに達成したいかという期日の目安を決めましょう。目標達成の期日を決めることで、トレーニングメニューの内容や食事の注意点を具体化しやすくなり結果につながります。
例えば、「2ヶ月で腹筋を割る」、「半年で筋肉をつけながら脂肪を落として体重を〇〇kgにする」など、目標と期日をセットで考えることをおすすめします。

ジムに通う期間に応じてかかる費用も変わってきます。パーソナルトレーニングジムの費用相場は2ヶ月で20〜30万円ほどの店舗が多いようです。長く多く通うほど費用も高くなります。

自分の目的とかけられる費用のバランスを考えておくとよいでしょう。

体験レッスンで実際にトレーニングしてみる

気になるジムがあったら、入会申し込みをする前に体験レッスンを受けましょう。

「パーソナルジムがどのような場所なのか、何をするのか」ということを体験することが大切です。
ジムの立地・雰囲気・設備や、トレーナーの応対・指導方法など、公式サイトや口コミを見るだけではわからない部分を知るためにも、体験レッスンは必須と言えます。
「きちんと通い続けて目標を達成する」ためには、自分に合うかどうかを見極める必要があるので、体験レッスンが無いパーソナルジムは避けた方がいいかもしれません。

続いて、実際にパーソナルジムを選ぶ時に気をつけるポイントを見ていきましょう。

パーソナルジムを選ぶ時のポイント

パーソナルジムに通う目的・目標や期間、予算を決めて体験レッスンをしたら、次は実際に通うジムを選択するフェーズです。

選ぶ際のポイントを掘り下げてご紹介します。

ジムの質や相性

パーソナルジムは、ジムそのものの質や相性によって成果に大きく影響します。
まず、トレーナーが「担当制」か「変動制」かを確認しておいた方が良いでしょう。

担当制は、パーソナルジムに通う期間の最初から最後まで、同じトレーナーが担当します。
変動制は、複数名のトレーナーがチームとなり交代で指導にあたります。

担当制は、お互いの理解が深まりやすく一貫性のある質の高い指導になるかもしれません。ただし、相性が良くないトレーナーが担当につくとジム通いのモチベーションが下がる懸念があります。
変動制は、複数名のトレーナーから幅広い指導を受けられるかもしれません。ただし、トレーナーが変わることで深い関係性を構築できないことも考えられます。
担当制、変動制、それぞれにメリット・デメリットがあります。一概にどちらが良いとは言えないので自分に向いてそうな方を選ぶと良いでしょう。

トレーナーの質や相性

トレーナーの質や相性をチェックすることも大切です。体験レッスン時には、雰囲気や言葉遣い、清潔感などわかりやすいポイントだけでなく、理解しやすく説明してくれるかどうか自分が質問しやすいかなど、関係性を築いていけそうかという視点で見ていきましょう。
また、有資格者かどうか確認することもおすすめです。

通いやすさ

ジムへの通いやすさは継続できるかどうかに直結するため、立地や営業時間などの条件は重要な確認ポイントです。
まず場所を選ぶときに大事なのは「生活圏内にあるか」です。生活圏とは、通勤・通学や買い物など自分の日常生活で行動する範囲を指します。生活圏を外れてしまうと一気に通いづらくなります。
筆者も、過去に非常に気に入ったジムがあり数回通いましたが、生活圏外だったのですぐに足が遠のいてしまった経験があります。
営業時間は、自分が通いやすい時間帯に営業しているかを確認しましょう。仕事終わりに行こうと考えている場合、自分の終業時刻をふまえて、パーソナルジムの最終受付時間まで十分な余裕があると安心です。また、休日にジムに行った後そのまま出かけたい場合もあるかもしれません。
シャワーの有無や、ウェアやタオル、シューズのレンタルがあるかどうかも確認すべきポイントです。予約の取りやすさや変更のしやすさなども、継続できるかどうかに影響があります。
少しでも通い続けやすくなるような条件を満たすパーソナルジムを選びましょう。

ジムのスタイル

パーソナルジム選びの前に、トレーニングの目的・目標を明確にすべきと前述しました。その目的にマッチし、目標達成できそうなジムを選びましょう。

パーソナルジムにはそれぞれスタイルがあります。ビフォーアフターを強調するようなダイエットに特化していたり、費用が安く始めやすいことを売りにしていたり、一回のトレーニング時間や設備もバラバラです。特に、トレーニング時間については注意が必要です。一回のトレーニング時間が20分や30分の場合は、短すぎて効果が出にくいかもしれません。

また、設備もチェックもしておきましょう。筋肉を増やしていくためには、筋肉に対する負荷を少しずつ上げていく必要があります。初心者の場合は成長が早く、最初は重く感じる重量でもすぐに扱えるようになります。そのため、簡易的な設備しか置いてないジムの場合、トレーニングを数回経験するうちに負荷が物足りなくなる懸念があります。高重量トレーニングも可能なしっかりしたマシンが置いてあるジムを選ぶようにしましょう。

料金プラン

パーソナルジムの料金体系は、大きく分けると「短期集中型」と「継続型」の2つがあります。

「短期集中型」はあらかじめ期間や回数を決めて通う形式です。
「2ヶ月集中コース」が多く、「短期間でダイエットしたい」などという人に利用されています。

「継続型」は定額料金や都度払い・チケット制です。お客様の目的や目標により、通う頻度や期間を設定することができるので、「運動習慣をつけたい」、「ゆっくりダイエットしたい」、「筋肉を増やしたい」などといったあらゆる目的に対応しています。「フィットネスジムに通っているけど、トレーナーの指導も受けたい」というようにフィットネスジムとの併用をする人もいます。(リアルワークアウトはチケット制のパーソナルジムです。)

自分の目的に合った納得できる料金プランのジムを選びましょう。

解約金・退会手数料

「仕事で重要なプロジェクトを任された」、「家族が入院することになった」など、様々な事情で急に忙しくなり、パーソナルジムに通えなくなることがあるかもしれません。そんな時に備えて解約金や退会手数料の有無を調べておきましょう。場合によっては退会する際に違約金が発生するケースもあるので、契約内容についてはより注意が必要です。

パーソナルトレーニングジム選びの失敗例

ここまで、パーソナルジムの選び方について書きましたが、ここからはジム選びの失敗例と対策方法を挙げていきます。

せっかくパーソナルジムに通ったのに成果が出なかった

パーソナルトレーニングの成果が出ない場合、現状把握がきちんとできておらず、目標設定を誤っているケースが多くあります。
そもそも現実的ではない高すぎる目標設定をしていたり、逆に低すぎる目標にしていたため見た目が変わらず、成果が出なかったと感じてしまうこともあるようです。目標設定を誤っている場合、トレーナー選びを失敗してしまった可能性もあります。

パーソナルジムは最初にカウンセリングを行います。カウンセリングによって、お客様とトレーナーの意思疎通を行い、目標設定や目標達成までのメニューを組み立てます。
目標設定の誤りは良いトレーナーとは言えません。成果を出すためにはトレーナー選びは重要なカギとなります。

通い続けることができずに途中で解約してしまった

最初は順調に通っていても、徐々に面倒になってしまって結局解約…なんて失敗もあります。
やむを得ない事情がある場合は別として、自分自身のやる気が問題なのであれば、せっかく踏み出した一歩を無駄にしてしまうことはとてももったいないですよね。ジム通いを継続するコツは、通うためのハードルを下げることです。
前述の通り、ジムが生活圏内にあるということが必須です。生活圏を外れてしまうと継続の確率が一気に下がってしまいます。

さらにメンタル面での継続するコツもお教えします。
「今日は気分が乗らないからジムに行きたくないな」という日も出てくると思いますが、そんな日は深く考えずに「とにかく行ってみる」という軽い気持ちで行くことをおすすめします。
最初は気分が乗らなくても、やりはじめると乗ってくるということがあります。部屋の片付けなどで経験がある人もいるのではないでしょうか。
脳科学的にも「体を動かすとやる気がでる」ということが報告されているので、やる気がでない日にはぜひお試しください。

トレーナーと相性が合わずにモチベーションが続かなかった

人間同士なので、トレーナーとの相性が合わずに続かないという失敗もあります。
ただでさえキツい筋トレをしているのに、馬が合わないトレーナーだとパーソナルジム通いが嫌になってしまうのも仕方ありません。
これを避けるためには、体験レッスンでそのジムやトレーナーの雰囲気をしっかり確認しておくことです。第一印象で感じたことがその後も響いてくるケースは多々あるので、違和感を抱いた場合は入会候補から外した方がいいかもしれません。もしも相性が合わないトレーナーになってしまった場合は、変更できるかを遠慮なくジムに相談しましょう。

パーソナルトレーニングジム選びを失敗しないために

パーソナルジム選びの失敗例と対策を書いてきましたが、イメージできましたでしょうか?
「なんとなく分かったけど、読んでるだけじゃイマイチ…」という人もいるでしょう。そんな人は、「まず体験してみる」ことで多くのものが得られるはずです。

体験レッスンを受けてみよう

リアルワークアウトの体験レッスンについてご紹介します。
リアルワークアウトの無料体験レッスンは、60分間でカウンセリングとトレーニングを行います。
他のジムの場合、無料範囲は見学やカウンセリングのみでトレーニングの体験料金は別というところもありますが、リアルワークアウトは無料でトレーニング体験が可能です。

体験レッスンの流れは以下のようになってます。

  • 準備5分 ウェアやシューズは無料貸出なので手ぶらでOK(靴下はお持ちください)
  • カウンセリング5分〜10分 現状把握、目標設定、食事内容をアドバイス
  • トレーニング35分〜40分 実際のマシンを使ってトレーニング  
  • 帰り支度5分 食事内容の再確認

60分間しっかりとカウンセリングからトレーニングまで体験できるので、トレーナーの人柄がわかり、通い始めた後のイメージも湧きやすいのではないでしょうか。

体験レッスンは、公式サイトから希望の店舗と日時を登録するだけで予約できます。

パーソナルジムへ通う目的を明確に、自分に合うジムを選ぼう

パーソナルトレーニングジムの選び方について少しはお役に立てたでしょうか?

最後に内容をまとめておきます。

  • ジム探しをする前に目標、期間、予算を決めておく
  • ジム選びのポイントは、トレーナーやジムの雰囲気、立地、営業時間、ジムの特徴を把握すること
  • 解約金の有無もチェックする
  • まずは体験レッスンを受けましょう。

以上を踏まえて自分に合うジム選びを進めていきましょう。

執筆監修者
株式会社WORKOUT
代表取締役 Co-founder & CEO
1985年5月24日生まれ、東京都港区出身。
10代で吉本RandC(現 吉本ミュージック)にて業務委託のアーティスト兼クリエイターとして活動。
その後、20代前半でインターネットマーケティング会社を起業。以降、出版広告会社の代表も務め、30歳の時に東証1部上場企業へ事業譲渡。
事業譲渡後は、株式会社アカツキの新規事業開発室(LX事業部)にジョインし、エンターテイメントxテックを中心とした新規事業、各IPの立ち上げに携わる。
2018年に同社創業、代表取締役に就任。
創業から僅か5年でパーソナルジム「REAL WORKOUT」を国内外に100店舗展開している。
執筆トレーナー

トレーナー歴10年。美しい姿勢をつくりながらボディラインを改善していくことが得意です。セッションを受けていただくことで、スタイルが良くなるだけでなく肩こりや腰痛など身体の不調も同時に改善されていきます。バレーボール・バスケットボールなどアスリートのトレーナー経験も活かし、スポーツのパフォーマンスアップが目的の方も対応いたします。

■資格■
NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)
NSCA−CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)

瀧本銀次朗のインタビュー記事→