最近「パーソナルジム」という言葉をよく耳にするけど、パーソナルジムは普通のスポーツジムと何が違うの?と思っている方は多いのではないでしょうか?
本記事では、パーソナルジム(パーソナルトレーニング)とフィットネスジムの違いについてわかりやすく解説します。
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パーソナルジムとフィットネスジムは「ジム」という同じ単語がついてますが、実は基本的なコンセプトが全く違います。
フィットネスジムはトレーニングマシンやプールなどの「設備を提供する場」です。
一方、パーソナルジムはトレーニングや食事指導などを行い、「体を変えるためのサービスを提供する場」です。
例えるなら、フィットネスジムはレンタルキッチンでパーソナルジムはマンツーマンの料理教室のようなものです。コンセプトが違うので、利用の仕方も異なります。
ジムというと「トレーナーやインストラクターがいる」という事をご存知の方は多いでしょう。
ジムにはトレーナーが在籍していて(常駐の有無はジムによります)、利用者は指導を受けることができます。
パーソナルジムとフィットネスジムではトレーナーの在り方も異なります。
フィットネスジムのトレーナーは、ジムのスタジオプログラムやクラスでヨガなどさまざまなエクササイズを多くの人を対象に指導を行います。
対して、パーソナルトレーナーはマンツーマンでトレーニングや食事管理の指導を行います。
一人ひとりの目的に応じて達成できるまで伴走してくれます。
このようにそれぞれで提供するサービスが全く異なるので、どちらを利用するかはその人の目的に応じて決めるのが良いでしょう。
次項からはフィットネスジムとパーソナルジムの特徴やどんな人におすすめかを解説していきます。
フィットネスジムは大規模な施設にトレーニング設備やスタジオやプールを有しており、利用者は会費を支払ってその設備を自由に利用します。自治体が運営する公営ジムもあります。
ここ数年では駅近くの小規模なスペースで24時間利用できるジムも増えてきました。大型フィットネスジムと比較すると設備は限定的ですが、会費が低めに設定されていたり、利便性が高いため利用者を集めています。
ちなみに日本のフィットネスジムの始まりは、1964年の東京オリンピックをきっかけに水泳がブームとなり、スイミングスクールが広がっていったことが起因になったそうです。
フィットネスジムの特徴を挙げていきます。
大手だと以下のようなフィットネスジムがあります。
大型の施設で外観も目立つので、お住まいの地域でも見かけたことがあるかもしれません。
フィットネスジムを利用するのは以下のような方がオススメです。
筋トレ目的でフィットネスジムに通う場合は正しいフォームを身につけてから行うことが重要です。
間違ったフォームで行うと怪我のリスクが上がったり、最大の効果が出なくなったりする可能性があります。また、フィットネスジムには資格を持っていないインストラクターもいて正しい指導を受けられない場合もあります。
周りの目が気にならず、誰からも指示されず正しいフォームで自主的に黙々とトレーニングできるという人はフィットネスジムが適しているでしょう。逆にトレーニング未経験者や初心者で、正しいフォームを身につけたい人はパーソナルジムを経てからフィットネスジムに通うことをオススメします。
続いてはパーソナルジムについてご紹介します。
「パーソナル」は日本語だと「個人の」という意味なので、その言葉通り一人のお客様に対して一人のトレーナーが専属でサポートを行います。
パーソナルトレーナーは元々アスリートや著名人など限られた人を指導することが多かったのですが、健康ブームやダイエットブームなどもあり「効率的に、確実に体を変えたい」という人が増えてきて、一般市場にも広まっていきました。
日本でもフィットネス人口は増加していて、パーソナルジムの店舗数やパーソナルトレーナーの数も増えています。
パーソナルジムの特徴は以下の点が挙げられます。
筋トレは正しいフォームか否かで効果が大きく違ってきます。
上記のようにパーソナルジムは、プロのトレーナーが正しいフォームで効果的な方法を教えてくれる場所です。未経験者や初心者こそまずはパーソナルジムから始めるのが良いでしょう。
大手のパーソナルジムは以下のジムがあります。
ライザップをご存知の人は多いのではないでしょうか。ライザップが出てきてから日本でパーソナルジムの存在や価値が広く知られるようになったかと思います。
フィットネスジムは大型施設ですが、パーソナルジムはビルやマンションの一室などで営業しているケースが多いので実際の店舗を見かけることは少ないかもしれません。
パーソナルジムは以下のような方にオススメです。
初心者で筋トレにチャレンジしてみたい、トレーニングのやり方が分からない、ひとりで続けられる自信がない、お金をかけてでも必ず成果を出したいという人はパーソナルジムが適しているでしょう。
フィットネスジムとパーソナルジムそれぞれのコンセプトや特徴はご理解いただけたでしょうか。
続いて料金の違いについて解説します。
料金は利用者にとってジム選びの際の重要なポイントの一つではないでしょうか。費用対効果は最大にしたいですよね。パーソナルジムとフィットネスジムの料金を詳しく解説します。
まずフィットネスジムですが、基本的には最初に入会金がかかり、その後はプランに応じた月会費を支払うケースがほとんどです。
最近は色々なジム形態があるので月会費もジムによってさまざまですが、一般的なジムだと大体7,000円から10,000円ほどです。小型のジムだと5,000円以下のジムも出てきています。
月会費を払えば使い放題なので、使えば使うほど1回あたりの料金は低くなります。逆に言うと、1回も使わなくても月会費がかかります。
実はフィットネスジムにはこのような「会費だけ払って利用しない」幽霊会員が2割ほどいると言われています。
一方、パーソナルジムの料金体系は大きく分けて「短期集中型」と「継続型」の2つがあります。
短期集中型は「2ヶ月コース」などで通える回数が決まっていて相場は30万円ほどです。回数は週に2回のペースで全部で16回のジムが多く、1回あたりの料金は約18,000円になります。
また、短期集中型は基本的には会員の減量(ダイエット)にコミットします。短期間で確実に目標体重まで落とすことを目的なので、トレーナーがトレーニングや食事管理を含めた生活習慣まできっちりサポートを行うため、この後に説明する継続型より割高になります。
継続型は、定額料金や都度払い・チケット制で、2ヶ月分の料金だと相場は15万円ほどです。16回通うとすると1回あたりの料金は約9,000円になります。
このように、フィットネスジムと比較するとパーソナルジムの方が料金は高額です。
その理由を解説します。
最初に書いたように、フィットネスジムとパーソナルジムは提供するサービスが異なります。
フィットネスジムは設備を提供するサービスなので、利用者(会費)をたくさん増やして設備の投資費用を回収しながら利益が出るようにします。
パーソナルジムは体を変えるためのサービスを提供するので、一人ひとりの目的に沿ったトータルサポートが必要です。自分が利用している時にはジムもトレーナーも独占するので必然的に料金は高くなります。
例えるなら、大量生産の既製服とオーダーメイドの服の違いです。
たくさん作れば一着あたりのコストは抑えられますが、オーダーメイドで大量生産はできませんし、質を下げてしまう事にもなりかねません。パーソナルジムはオーダーメイドの服のコーディネートまで行うイメージを持っていただいて良いと思います。
今回は、パーソナルジムとフィットネスジムの特徴や違いについて解説しました。
どちらが良い悪いということではなく、目的やご自身の好みに応じて使い分けるのが良いでしょう。
せっかくお金と時間をかけるなら、効果がでるような選択ができることを願っています。
もし、パーソナルジムを検討されるなら、リアルワークアウトでは、60分の無料体験レッスンが受けられます。カウンセリングから実際のトレーニングまで体験でき、トレーナーの雰囲気など入会後のイメージが付きやすいかと思いますのでぜひお試しください。