筋トレでアンチエイジング!老化防止の運動メニューの考え方

公開日:2024/11/10 更新日:2024/11/10

「筋トレを日課にしてる人は年齢より若く見える気がする。」

これはたまたまでしょうか?

本記事では、筋トレとアンチエイジングの関係性や効果的な運動メニューについて紹介します。記事を読むことで筋トレがどのように老化防止に役立つのかが理解できますので、ぜひ最後までご覧ください。

アンチエイジングとは

アンチエイジングとは、加齢に伴う心身の変化を緩やかにし、若々しさを維持する取り組みのことです。単に見た目の若さを保つだけでなく、体の内側から健康を維持し、活力ある生活を送ることが本当の目的です。

年を取らない=老化予防

老化は避けられませんが、その速度や影響は個人差が大きいのが特徴です。アンチエイジングの本質は、この老化のプロセスをできるだけゆっくりと、穏やかなものにしていくことにあります。
具体的には、健康的な食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理などの生活習慣を整えることが基本となります。特に運動は、筋力維持や代謝向上、ホルモンバランスの調整など多面的な効果があるため、アンチエイジングにおいて重要な役割を果たします。

老けて見えるポイント

年齢以上に老けて見えてしまう代表的な原因としては姿勢の悪さや筋肉量の減少などが挙げられます。まず、猫背や前かがみの姿勢は、体の機能低下を招くだけでなく、見た目も老けて見えます。また、筋肉が減ると、体のラインがくずれて全体的に老けた印象を与えてしまいます。さらに表情筋の衰えにより、無表情や硬い表情になりがちです。
加齢によりコラーゲンが減少し、肌の弾力が失われて肌のハリやツヤの低下し、シワやたるみが目立ちやすくなるのも、老けて見えるポイントです。
これらの要因の多くは、適切な運動習慣によって改善することができます。特に筋トレは、筋肉量の維持や姿勢の改善に効果的で、アンチエイジングに大きく貢献します。

筋トレがアンチエイジングになる理由

筋トレは、単に筋肉を鍛えるだけでなく、体全体に様々な好影響を与えます。本章ではアンチエイジングの観点から見た筋トレ効果を3つ解説します。

加齢による筋肉減少の対策

加齢に伴う筋肉量の減少は、サルコペニアと呼ばれる現象です。サルコペニアとは、加齢による筋肉量の減少および筋力の低下のことを指します。
一般的に30歳を過ぎると、年間約1%ずつ筋肉量が減少すると言われています。この自然な筋肉の減少は、基礎代謝の低下や体の機能低下につながり、結果として老化を加速させる要因となります。筋トレは、このサルコペニアを防ぎ、さらには筋肉量を増加させる効果があります。
特に40代以降の女性にとって、ホルモンバランスの変化による筋力低下が顕著になる時期だからこそ、筋トレの重要性が高まります。定期的な筋トレにより、筋肉量の維持・増加、基礎代謝の向上、体脂肪率の低下、骨密度の増加(骨粗しょう症の予防)などの効果が期待できます。また、体の内側から若々しさを保つのに役立ちます。筋肉量が維持されることで、日常生活での動作がスムーズになり、活動的な生活を送ることができるでしょう。

姿勢の改善

良い姿勢は、若々しい印象を与える重要な要素です。加齢とともに姿勢が悪くなりがちですが、筋トレは姿勢を支える筋肉を強化することで、姿勢の改善に大きく貢献します。特に背中や腹部の筋肉を鍛えることで、猫背や前かがみの姿勢が改善されます。また、首や肩周りの筋肉を強化することで、デスクワークなどによる肩こりや首のこりも軽減されます。
姿勢が良くなると、見た目が若々しく活力のある印象になるだけでなく、呼吸が深くなり酸素の取り込みが改善されます。さらに、内臓の働きが活性化し、肩こりや腰痛も軽減されます。
これらの効果により、体の内側からも外側からも若々しさを保つことができるでしょう。良い姿勢は、自信にもつながり、精神的な若さの維持にも効果があります。

成長ホルモンやテストステロン分泌の促進

筋トレは、体内のホルモンバランスにも良い影響を与えます。特に、成長ホルモンとテストステロンの分泌を促進する効果があります。
成長ホルモンは、その名の通り成長を促進するホルモンですが、大人になってからも重要な役割を果たしています。成長ホルモンには脂肪分解の促進、タンパク質の合成促進(筋肉の成長や修復に重要)、骨密度の維持、肌の弾力性の維持などの効果があるのです。

テストステロンは、一般的に男性ホルモンとして知られていますが、女性の体内でも少量ながら重要な役割を果たしています。テストステロンには筋肉量の増加、骨密度の維持、エネルギー代謝の向上、気分の改善などの効果があります。

適度な強度の筋トレを行うことで、これらのホルモンの分泌が促進され、結果としてアンチエイジング効果が得られます。特に、成長ホルモンは夜間の睡眠中に多く分泌されるため、筋トレと良質な睡眠を組み合わせることで、より効果的にアンチエイジングを促進することができるでしょう。

【初心者向け】アンチエイジングにつながる運動メニュー

アンチエイジングに効果的な運動は、筋トレだけではありません。有酸素運動やストレッチなど、様々な運動を組み合わせることで、より効果的にアンチエイジングを目指すことができます。
本章では、初心者の方でも始めやすい運動メニューをご紹介します。

有酸素運動

有酸素運動は、心肺機能を向上させ、全身の血液循環を改善する効果があります。これにより、体内の老廃物が効率よく排出され、細胞レベルでの老化防止が期待できます。
また、適度な有酸素運動は脂肪燃焼効果も高いため、体重管理にも役立ちます。初心者におすすめの有酸素運動の一つは、ウォーキングです。1日30分、週3〜4回を目標に始めてみましょう。
ウォーキングは負担が少なく、どこでも手軽に始められるのが魅力です。少し慣れてきたら、軽いジョギングにチャレンジしてみるのもよいでしょう。体力に合わせて、徐々に距離や時間を延ばしていきます。
サイクリングも楽しみながら行える有酸素運動の一つです。屋外でも室内でも可能で、風を感じながら楽しく運動できます。
これらの運動は、自分のペースで始められるのが大きな利点です。無理をせず、徐々に強度や時間を増やしていくことが継続の秘訣です。ただし、ここで重要なのは「適度な」という点です。有酸素運動は長時間やりすぎると逆効果になる可能性があります。過度な運動は体内で活性酸素の生成を増やし、これが老化を促進するリスクがあるのです。そのため、有酸素運動は30分から1時間程度に抑えるのが理想的です。

自宅で気軽にできる筋トレメニュー

ジムに通う時間がない方でも、自宅で簡単にできる筋トレメニューがあります。以下のメニューを1セット10〜15回、2〜3セット行うことをおすすめします。これらは、特別な器具を必要とせず、自体重を使って行うため、毎日の生活に取り入れやすく、継続しやすい点が特徴です。

スクワット(下半身全体の筋力アップ)

  1. 足を肩幅に開いて立つ
  2. ゆっくりとお尻を後ろに引くようにしながら膝を曲げる
  3. 膝がつま先より前に出ないように注意
  4. ゆっくりと元の位置に戻る

プッシュアップ(上半身の筋力強化)

  1. 初心者は膝をついた状態から始める
  2. 手のひらを肩幅よりやや広めに床につく
  3. ゆっくりと腕を曲げ、胸を床に近づける
  4. 腕を伸ばして元の位置に戻る

プランク(体幹強化)

  1. 肘をついた状態で、つま先を床につける
  2. 背中をまっすぐに保ち、お尻が上がりすぎないよう注意
  3. 30秒から始め、徐々に時間を延ばす

ランジ(下半身の筋力バランスを整える)

  1. 片足を前に出し、膝を90度に曲げる
  2. 後ろ足のかかとを上げ、つま先で床を押す
  3. 上体はまっすぐに保つ
  4. ゆっくりと元の位置に戻り、左右交互に行う

ヒップリフト(お尻と太もも裏の筋力アップ)

  1. 仰向けに寝て膝を立てる
  2. お尻を持ち上げ、おへそから膝までが一直線になるようにする
  3. ゆっくりと元の位置に戻る

ストレッチメニュー

ストレッチやマッサージは筋肉の柔軟性を高め、血行を促進することでアンチエイジング効果を高めてくれます。また、リラックス効果もあり、ストレス解消にも役立ちます。
以下のストレッチを各15〜30秒ずつ、呼吸を整えながらゆっくりと行います。
首のストレッチから始めましょう。首を前後左右にゆっくり倒します。無理な動きは避け、心地よく伸びる程度で行います。
続いて、肩回しを行います。肩を大きく前後に回すことで、肩周りの筋肉をほぐします。体側のストレッチでは、両手を上げて横に倒します。左右交互に行い、脇腹から背中にかけての筋肉を伸ばします。
ハムストリングストレッチは、座って足を伸ばし、つま先に手を伸ばします。無理に前屈せず、膝を軽く曲げても構いません。
最後に、ふくらはぎのストレッチを行います。壁に手をつき、片足を後ろに引いて伸ばします。かかとは床につけたまま、ふくらはぎを伸ばします。ストレッチは、運動の前後に行うことで、怪我の予防や運動効果の向上にもつながります。

もう少しレベルアップしたい場合

基本的な運動に慣れてきたら、少しずつ難易度を上げていくことで、さらなる効果が期待できます。
ウェイトトレーニングは、ダンベルやバーベルを使用した筋トレです。自宅でも軽いダンベルから始めることができます。ただし、正しいフォームで行うことが重要ですので、初めは軽い重量から始めて徐々に重量を増やしていきましょう。

有酸素運動をレベルアップするときにはインターバルトレーニングがおすすめです。有酸素運動と無酸素運動を交互に行う方法で、例えば、ウォーキングとジョギングを交互に行うなど、自分の体力に合わせてアレンジできます。脂肪燃焼効果が高く、短時間で効率的にトレーニングできるのが特徴です。

これらの運動は、より専門的な知識や指導が必要な場合があります。初めて挑戦する際は、パーソナルトレーナーなど専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。また、自分の体力や体調に合わせて、無理のない範囲で取り入れていくことが大切です。
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アンチエイジングのための筋トレでの注意点

ここまでは筋トレの話ばかりになりましたが、アンチエイジングには食事管理や良質な睡眠も非常に重要です。順番に見ていきましょう。

食事管理

食事管理は、アンチエイジングにとって非常に重要です。特に注目すべきは「タンパク質」と「炭水化物」です。

タンパク質

筋肉の成分の20〜25%はタンパク質でできています。残り75%ほどは水分で、その他いくつかの要素が微量にあります。つまりタンパク質は筋肉の主な構成要素であり、タンパク質を食べることは筋肉の材料を摂るということにつながります。特に筋トレ後においては筋肉の修復と成長には欠かせない栄養素です。
筋トレの効率を最大化するためには、高品質なタンパク質を適量摂取することが重要です。タンパク質源は以下のような食材がおすすめです。

動物性タンパク質

鶏胸肉、サーモン、卵、低脂肪の乳製品(ギリシャヨーグルト、カッテージチーズほか)など

植物性タンパク質

大豆製品(豆腐や納豆)、ナッツ、種子類など

炭水化物

筋肉を動かすエネルギー源が炭水化物です。炭水化物は筋肉回復の助けとなるだけでなく、エネルギー源としても重要です。筋トレ後に炭水化物を摂取することで、エネルギーの補給と筋肉の回復が促進されます。また、筋トレ後に摂る炭水化物は、その栄養が筋肉の回復に向かってくれるので脂肪になりにくいというメリットもあります。筋トレ後は迅速に筋肉に栄養を送り込みたいので、白米、お餅、うどんなど消化吸収の早い炭水化物がおすすめです。タンパク質と一緒に炭水化物を摂ることで、筋肉の回復がより効果的になります。

良質な睡眠

また、アンチエイジングにおいて、十分な睡眠が必要不可欠です。なぜなら、睡眠時はアンチエイジングに欠かせない「成長ホルモン」が最も多く分泌されるためです。成長ホルモンは、骨密度の増加や美肌効果の働きを持ち、アンチエイジングには重要なホルモンです。また、このホルモンは摂取したタンパク質を筋肉などにして体をつくる働きも担います。
30歳前後を境に成長ホルモンの分泌が減っていくと言われています。したがって、加齢に伴い、より質の良い睡眠を意識することは非常に重要なのです。

楽しみながら長く運動を続けよう!

アンチエイジングは、一朝一夕で結果が出るものではありません。しかし、日々の小さな積み重ねが、将来の若々しい自分につながっていくのです。楽しみながら長期的に続けていきましょう。


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執筆監修者
株式会社WORKOUT
代表取締役 Co-founder & CEO
1985年5月24日生まれ、東京都港区出身。
10代で吉本RandC(現 吉本ミュージック)にて業務委託のアーティスト兼クリエイターとして活動。
その後、20代前半でインターネットマーケティング会社を起業。以降、出版広告会社の代表も務め、30歳の時に東証1部上場企業へ事業譲渡。
事業譲渡後は、株式会社アカツキの新規事業開発室(LX事業部)にジョインし、エンターテイメントxテックを中心とした新規事業、各IPの立ち上げに携わる。
2018年に同社創業、代表取締役に就任。
創業から僅か5年でパーソナルジム「REAL WORKOUT」を国内外に100店舗展開している。
執筆トレーナー
新中野店オーナートレーナー
出口 雄策

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自分自身も学生時代に肥満で悩んでおり、筋トレと食事管理で30kg痩せることができました。「頑張ってるけど痩せられない」「リバウンドしてしまった」「食べすぎてしまう」など

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■資格■
・JOPH ダイエットアドバイザー
・JCCA ベーシックインストラクター

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