現代社会では、日常的にスマホやパソコンを見る時間が長くなり、猫背が気になっている方が増えています。また、中年太りによる「背中のハミ肉」や「浮き輪肉」が気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、このようなお悩みを解決するための背中の筋肉の構造やトレーニングをご紹介!「自宅でもできる簡単背筋トレーニング」もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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背中の筋肉は、体の背面の広範囲を覆っています。
姿勢改善や背骨の安定による身体のバランスの維持、腕や肩の運動への影響など、さまざまな役割を果たしているのです。
背中の筋肉で知っておくべき大切な5つの筋肉を解説します。
僧帽筋は背筋の上部にあり、肩の幅まで広がり、頭蓋骨から胸椎まで伸びている筋肉です。僧侶の帽子のような形をしており、僧帽筋と呼ばれています。
上部、中部、下部の3つの部分にわかれていて、それぞれが首と肩の動きをサポートします。
僧帽筋を鍛えると、肩甲骨あたりが鍛えられるので、姿勢の改善や首や肩のこりの解消につながるでしょう。
菱形筋はその名の通り、菱形の筋肉です。背中の上部、首と肩甲骨の間に位置しています。菱形筋は僧帽筋よりも深い位置にある背中のインナーマッスルです。
菱形筋は胸を開く動作や何かを引っ張るときなど、日常生活のさまざまな動作に重要な役割を果たしていると言われています。
菱形筋を鍛えると、肩甲骨まわりが安定するため、姿勢の改善や肩こりを軽減するのに有効です。
大円筋は肩甲骨の下部から脊椎の中央部にかけて広がっている筋肉です。腕を内側にひねったり体の前から後ろに動かしたりするのに使われています。
大円筋を鍛えることで肩甲骨の下あたりの筋肉がボコっと盛り上がります。
かっこいい背中を作るには大円筋も鍛えると良いでしょう。
広背筋は上半身のなかで大きな筋肉の一つで、肩甲骨の下部から腰椎にまで広がっており、V字型をしています。主に肩関節の動きに関わり、腕を内側にひねったり体の前から後ろに動かしたりする役割があります。
広背筋を鍛えると、背中が横に広がりやすくなり、逆三角形の背中を目指せます。
脊柱起立筋とは、脊柱(背骨)を直立させるための筋肉で、骨盤から後頭部まで背骨に沿ってついています。脊柱起立筋の主な役割は、上半身を起立させ、背筋を伸ばすことです。特に重い物を持ち上げることや、背中を反らせる動作を行うときに使われます。
脊柱起立筋を鍛えると、長時間立ち続けても腰が痛くなりにくく、体が安定することが期待できます。
背中を鍛えることは、正しい姿勢を維持するのに役立つと考えられます。体の安定性とバランスを維持する上で背中の筋肉群は重要な役割を果たしています。背中の筋力が増えていくと、正しい姿勢をとりやすくなります。
胸を張って堂々とした姿勢になることで自信をもたらし、自己肯定感の向上にもつながるはずです。
背中を鍛えると腰痛や肩こりを軽減するのに効果があります。腰痛や肩こりの原因の一つに筋力不足があると言われています。現代の生活において、デスクワークやスマホの影響で長時間、前かがみの姿勢を取ることが多くなっています。そのため、胸部や背中の筋肉が縮んでしまい腰痛や肩がこってしまうのです。
背中の筋肉を鍛えることで、背中と胸部の筋肉のバランスがよくなり、正しい姿勢を維持しやすくなることで、腰痛や肩こりなどの改善につながります。
日々の生活でのパフォーマンスを向上させるのに背中を鍛えるメリットがあります。背中を鍛えることで、引っ張る・持ち上げるなど日常生活において行う動作に効果をもたらします。
自宅や外出先で重たい荷物を持つ時に背中の筋肉が多く使われるため、日常生活で頻度の高い動作がしやすくなり、生活パフォーマンスの向上につながると言えます。
スポーツパフォーマンスの向上にも背中の筋肉を鍛えるのが効果的です。背中の筋肉は、全身の運動をサポートするための重要な要素があると言われています。例えば、野球での投球や打撃、ゴルフでのスイングのパワーや制御、水泳やクライミングなどにも背中の筋肉が影響しているのです。そのため、背中の筋肉を鍛えることで、スポーツパフォーマンスの向上につながるでしょう。
背中の筋肉を強化すると、かっこいい後ろ姿を作れます。背中を鍛えることで、引き締まった背中や肩甲骨のラインが形成され、かっこいい後ろ姿になります。
特に広背筋を鍛えると背中の横幅が広がりやすくなり、広背筋の下部を鍛えると腰回りが引き締まってくびれができやすくなります。憧れの逆三角形のボディを目指すには、背中を鍛えることが一番の近道です。
背中を鍛えると、見た目の改善だけではなく、姿勢の維持、腰痛の改善、および生活のパフォーマンス向上につながります。ただし、メリットを得るには、適切な背中のトレーニングが必要です。
ここからは、ジムで効率的に背中の筋肉を鍛えられる5つの筋トレメニューを紹介します。
ラットプルダウンは、広背筋を中心に鍛える筋トレメニューです。
ラットプルダウン専用のジムマシンを使用して実施します。
<筋トレのやり方>
<筋トレのポイント>
<鍛えられる部位>
バーベルベントオーバーローイングは、バーベルを胸に寄せて背中を鍛える筋トレです。
僧帽筋、広背筋、および肩甲骨周辺といった背中の全体的な筋肉を鍛えられます。
<筋トレのやり方>
<筋トレのポイント>
<鍛えられる筋肉>
チンニングとはいわゆる「懸垂(けんすい)に」です。
自分の体重を利用して上半身を鍛えるエクササイズで、広背筋を中心に鍛え、あわせて上腕二頭筋、僧帽筋などを効果的に鍛えます。
<筋トレのやり方>
<筋トレのポイント>
<鍛えられる筋肉>
シーテッドプーリーローは、椅子に座って重りを引くマシンを使用して実施します。僧帽筋、上腕二頭筋などを効果的に鍛える筋トレで、特に背中の厚みを作るのに効果的です。
<筋トレのやり方>
<筋トレのポイント>
<鍛えられる筋肉>
デッドリフトは、全身の力を最大限に発揮して、重いバーベルを持ち上げる筋トレです。ハーフデッドリフトにすることで、より背中で高重量を扱うことができます。重量を上げすぎるとフォームが崩れてしまうので、初心者は軽い重量から始め、徐々に重量を増やしていくことをおすすめします。
<筋トレのやり方>
<筋トレのポイント>
<鍛えられる筋肉>
背中の筋トレをする場合、ジムに行かなくても自宅で鍛えることが可能です。
そこで、筋トレ初心者が自宅で手軽に始められる背筋のトレーニングを3つ紹介するので、ぜひ試しにやってみてください。
もし、正しいフォームで筋トレできているかが気になる場合は、パーソナルジムでプロのパーソナルトレーニングの指導を受けることがおすすめです。
REAL WORKOUT(リアル ワークアウト)ではパーソナルトレーニングの無料体験が受けられます。
正しいフォームで筋トレする方法を身につけたい方は気軽に申し込んでみてくださいね。
ジムでのラットプルダウンをタオルで代替して行うトレーニングです。
<筋トレのやり方>
<筋トレのポイント>
<鍛えられる筋肉>
ペットボトルを使用して片手でローイングを行い、背中を鍛えるトレーニングです。
<筋トレのやり方>
<筋トレのポイント>
<鍛えられる筋肉>
グッドモーニングは、バーベルを使用せずに自宅でも行える、背中と腿の後部に焦点を当てたエクササイズです。軽い重量から始め、フォームと持久力を構築するのに適しています。
<筋トレのやり方>
<筋トレのポイント>
<鍛えられる筋肉>
主に脊柱起立筋が鍛えられます。
合わせてお尻の筋肉や太ももの裏も鍛えられます。
トレーニング後には静的ストレッチをするのが重要です。
筋肉の緊張を緩める柔軟性の向上など、筋肉をリラックスさせることができます。
ここでは背筋トレーニングの後におすすめなストレッチを紹介します。
キャットアンドカウは、四つんばいになった状態で背筋や背中の筋肉を伸ばすのと曲げるのを繰り返して、柔軟性を向上させるストレッチです。首・肩・背中の疲労緩和や副交感神経を刺激して、体と心をリラックスさせる効果をもたらします。
<ストレッチのやり方>
<ストレッチのポイント>
背中を鍛えることで姿勢の改善や体の安定性が向上し、さまざまなメリットが得られます。
背筋トレーニングとストレッチは、効果的な方法やポイントに注意しながら、定期的に取り組みましょう。だんだんと背中が鍛えられ、良い姿勢を維持することや逆三角形ボディに近づけます。あなたの体力や目標に合わせてプログラムを組み立て、安全にトレーニングを行ってください。
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